妙春堂の日常ーアラフィフ婚のすゝめー

アラフィフ婚にむけての日常つれづれ日記

2021.10.09 闘病フラグ

健康診断でした。
過去に2度、駅から検診センターまで徒歩で向かったら住宅街で迷子になって、受付時間ギリギリになった苦い思い出があったけれど、今回は三度目の正直というか、迷うことなく無事に到着。
踏切と酒屋さんとお寺という目印は、もう絶対に忘れない。

前日に新型コロナのワクチン接種2回目を受けていたので、副反応で発熱していたら門前払いになってしまうだろうか?と心配していたけれど、36.5℃といたって平熱で入場をパス。

受付を済ませ、着替え。今回は年齢が偶数年なので、婦人科検診もある。丈の長いガウンを着込む。

尿検査を済ませ、問診へ。
そこで前回要精密検査になった貧血の治療を終えたことを伝えた。そして、前夜にワクチン接種をしていることも。
こちらとしては、念の為に飲んでいたロキソニンが今日の検査に影響することはないかを尋ねたかったのだけど、そんなことより!て感じで「熱は?頭痛は無い?怠さは?」と本気で心配する医師。すみません、全く平気です。

因みにロキソニンは接種後に飲んだだけだったのもあるのか、特に影響が出ることはないそうです。但し、某ドラッグストアの薬剤師さん曰く、鎮痛剤は腎臓の、風邪薬は肝臓のそれぞれの数値に影響が出ることがあるそうです。
その場合は、問診や内科検診の際に医師に伝えるように、とのアドバイスを頂いています。

さて、続けて胸部エックス線、視力・血圧・身長体重&腹囲・採血を受けます。体重が前回より5kg以上増えていて、把握してたけどショックだった。

お次は胃カメラ
以前からポリープを複数抱えているので、いちいちバリウム飲んで胃透視して影見付けられて再検査、とか面倒臭いのです。だったら最初から胃カメラ飲んで、ポリープが悪性化してないか目で確認する方が良いよね。胃透視との差額は2,200円程度だし。
まずは胃の中の泡を潰すお薬を飲んで、ゼリー状の麻酔を口に含むこと5分。長い!
そして検査台へ。
ここで問題が。
私は右耳が聴こえません。左を下にして横にさせられると、聴こえる左耳が塞がれるので、指示が聞こえないのです。
そこでこれまでは首を軽く捻って左耳を少し浮かせる姿勢を取っていたのだけど、そうすると「力抜いてくださーい」と必ず注意されてしまうのです。そうは言っても~、と毎回困っていました。
で、今年は真っ先に枕をずらして、左耳を塞がない状況を作ることにしました。気付いた看護師さんから枕を直そうとされたけど、事情を話したらありがたいことに理解してくれました。
いざ、カメラ投入。

と、その前に、実は昨年は新型コロナの影響で、胃カメラは受けられませんでした。どうしても咳き込んだりしちゃいますからね。だから昨年は胃の検査そのものをキャンセルしたのですが、今年は受けられるってどういうこと?昨年よりも状況は悪くなってるのに。

そんな疑問を解消してくれたのは、穴開きマスク!カメラを挿入する口の部分に小さい穴が開いているのです。患者はそれを装着。
これなら仮に咳き込んだり吐いたりしても、医師や看護師さんの安全は一定程度は守られる。
なるほどね~、と感心しました。

さて胃カメラですが、勿論苦しかったですが、初めてえづくこともなく、すんなり飲めました。ポリープもキレイなもんで、元気でした。
食道の入口に炎症が見られるとのことでしたが、特に問題は無いとのこと。
看護師さんからは「お上手ですね。プロかと思いました」とニッコリ微笑まれたけど、なんのプロかと。
たぶん、枕傾け作戦が功を奏したのね。

えーと、次はなんだったかな?
順番はよく覚えてないけど、乳癌検診(マンモ&視触診)と心電図とを済ませ、子宮癌検診へ。
今のところ何も問題は無かったので、今回もすんなり終わると思っていました。それが、医師から思いがけない言葉を聞いてしまったのでした。

「……筋腫って言われたこと無い?」

え…?なに?
「…いえ、言われたことは無いです。ただ、母が昔筋腫で全摘しています」
動揺しながらも、遺伝的なこともあるかも知れないと思い、家族歴を伝えました。そして、今年に入ったあたりから周期が短くなってきたこと、量が増えたことも。
医師は私のお腹を押さえながら続けました。
「これ筋腫だね。1度エコーで診てもらって」

ショックのあまり、茫然。
え?全摘?私、子宮全摘するの?

そりゃ毎月の月経は面倒だと思っていたし、子供いないまま40も過ぎて、今更子供欲しい!産みたい!なんて思ってはいなかったけど、それでも、これは…。

医師からは「エコーは手紙(紹介状)が届いてからでいいからね」と去り際に声を掛けられ、あぁ、これは紛れもなく現実なんだ、と追い打ちを掛けられた。

この後の聴力検査は、恒例の「右耳は聴こえないんで」の断り文句とか、画面に『検査中です』と写し出されてるのに何も聴こえない空しさとかはもうどうでも良くて、頭の中は筋腫の治療をどうするかばかり。

母に相談すれば、昔の知識と母としての感情が暴走して厄介なことになりそうで、それは避けたい。
そこで、姉と妹、そして遠方に住む親友のひとりにだけラインで報告した。
取り敢えず、検診結果と紹介状が届くのを待つ。そして必ずエコーは受ける。そこから先は、それから考える、という当たり前な結論に至りました。

結果は今月中に届く予定です。
命に関わる病気ではないけれど、難聴や良性ポリープと違って、長年付き合っていこうとは思えない相手です。
今は、子宮筋腫についての知識と治療法、どの医療機関が良いかを調べる時間に当てたいと思います。