妙春堂の日常ーアラフィフ婚のすゝめー

アラフィフ婚にむけての日常つれづれ日記

2021.11.27 アクティブな引きこもり

とても矛盾したタイトルですね。私のことです。

 

私としては意外なのですが、よく「アクティブだね」と言われます。

自らおどけて見せたことで、職場の皆さんにも酒飲みキャラとして定着しました

11月の第3金曜日に休みを取ったら、前日がボージョレ・ヌーヴォー解禁日だったからという理由で「きっと夜ワイン飲みすぎたんだろう。かっけぇ!」と職場で笑いが起きていたらしいです。

実際はその日、例の婦人科を受診しに行っていた訳ですが(『検査結果と生きた化石』参照)

…いや、確かに前夜にワイン飲んでましたけど。

 

私は私自身について、筋金入りの引きこもりだと思っています。鬱病もまだまだ重いです。発症から7年が過ぎて当時よりはかなり回復はしましたが、それは原因となった事象を避けているからであって、一歩間違えればまたどん底に堕ちることは容易に想像出来ます。

仕事をしている間は大丈夫ですが、帰宅してドアを閉めた瞬間からもう早く横になりたい衝動にかられます。朝、玄関から足を踏み出した瞬間から続いていた張り詰めた気が、一瞬にして瓦解してしまうのです。

だから、そんな自分がアクティブだと言われることに強い違和感を覚えるのです。



強いて言えば、イベント事には極力出ていくようにしていることでしょうか?その殆どはお酒が切っ掛けですが、出会った方々とのご縁を大切にしたくて、何かあれば大抵は参加するようにしています。コロナ禍でこの2年ほどは随分機会は減っていましたが、いろいろと制限が解除されてきて、今とても充実しています。

お酒のイベントもツアーも、飲み友さんからのお誘いも最高に楽しくて嬉しいのです。偶にひとり飲みなんかにも行って、偶然そこで知り合った方とお話しするのもとても楽しい。こんな時、当然テンションも高くなります。

だからこそのアクティブさん認定でしょうか?



でも実は、毎日がとてもしんどい。

仕事に不満はない(収入面を除く)し、お酒での付き合いも楽しいし、お酒抜きでも仲良くしてくれる人もいるし、何が不満で不安なのか分からないくらい充実しているはずなのに、毎日がつらい。とても苦しい。あまり大きな声では言えないけれど、楽しく飲んだあとほど揺り返しが大きくて、二日酔いでもないのに起き上がられなくなる。



そんな中、Twitterひとつのツイートに遭遇したのです。そこには、とある心療内科医の言葉が紹介されていました。要約すると、『特別なことでテンションを上げているのは鬱か鬱になりかけている証拠』なのだそうす。

 

お、おぅ。思い当たることが多すぎる



私は元気です!てアピールすることがしんどい。

そんなことアピールする必要ないのかもしれないけど、そうしないと不安になる。なんだか誰からも忘れられて孤独になるような気がして。

ただでさえネガティヴ思考なので、些細なことでも「私はもう駄目だ」とかしょっちゅう思います。

鬱陶しいですよね、自分でもそう思います。



あ、同情を買っているんじゃないですよ。ただの愚痴の発露です。

リアル知人の方がこれを読んでいたら、今後お誘いを躊躇うことのないようにお願いいたします。

楽しいのは事実なので。



もしも「鬱とか言いながら元気じゃねーか」と思える人が近くにいたら、こんな事例もあるんだよ、てことを胸に留めておいてほしいと思います。残念ながら詐病の可能性も充分ありますけど、そうじゃない場合もあるってこと、忘れないでください。

人は誰でも、見えている面がすべてではないですからね。