ノー残業デーということで、仕事終わりにメガネショップに行ってみることにした。
以前から健康診断のたびに視力低下を指摘されてきたけれど、日頃の生活に支障はなかったので流してきた。でも、さすがに運転免許証の更新で言われた「視力ギリギリ」と「眼鏡を検討してください」は胸に突き刺さった。
アミュの3階にZoff Marcheが入っていると知り、さっそく覗いてみることに。
でも、まだこの時点では本当に眼鏡を作ろうとは思っていなかった。いずれは作ることになるだろうけれど、それは支障を自覚した時だと思っていた。今日はただの下見なのである。
まず陳列された商品を物色。眼鏡を作るなら、フレームは赤という特に意味のないこだわりがある。
赤、または赤っぽいフレームを重点的に見てみる。真っ先に可愛らしいと思って手に取ったのは、よく見るとディズニー。更によく見ると、それは『リトル・マーメイド』のアリエルをモチーフにしたデザインだった。
ディズニーは好きだけど、この歳でアリエルはないわ。そもそも『リトル・マーメイド』見たことないし。
『不思議の国のアリス』なら悩んだかもしれない。でもアリスはブルーかな?
声を掛けてくれた店員さんに事情を話してみたら、眼鏡を作った方がよいかどうかを判定することが出来るとのこと。
商売だから、作った方がよいという結論ありきな気もするけれど、試しにやってみることにした。
まずは登録手続き。氏名(ひらがなで入力)、電話番号、性別、生年月日をタブレットに入力していく。住所は不要。
それが済んだらさっそく測定開始。遠くにある気球を見る検査は、たぶん乱視を診断?よく知らんけど。
続いて、画面の中のひらがなを読んだり数字の濃さを左右で比較したりする検査(?)をした。
問題なく見えていたと思っていたのだけど、その段階で度入りのレンズ越しに画面を見ていたらしくて、完全に機械から離れて改めて画面を見ると、比較的大きな文字なのに読めない!
4文字中3文字はかろうじて正解したけれど、1文字などはカタカナに見えてしまうという惨状。
仕事終わりだから目が疲れている可能性もあるとしながらも、更に追い打ちをかけるように現在の視力は0.5から0.7であると告げられる。そして、1.0になるよう合わせたという眼鏡をかけさせてくれたのだけど、まぁビックリ!
それまでの視界はザラついていたと言わざるを得ないクリアな視界。
大袈裟に言うならば、まるで霧がはれたよう。これまでの視界は、オブラートや生春巻きの皮、薄く削った昆布越しに見ていたかのよう。
店員さん曰く、日中の運転は問題ないと思いますが、夜間は眼鏡があった方か良いかもしれません、と。
ごめんねーっ! ペーパードライバーなんよ! ゴールドなんよ!
なんて店員さんには言えなかったけれど、でもこんなに世界が変わるなら1本くらい持っていてもいいかな? とかなり気持ちが前向きに。
測定中、何度か言われたのが「目を細めずに見てください」という注意。
素直に従ったけれど、たぶん視力の落ちている人は自然と目を細めてピントを合わせているんだろうな。つまり私も、自分では気づかないうちに目を細めて「ん~」て凝視していることがあるのかもしれない。そういう時って人相悪くなってたりしてないかな?人を睨んでいると誤解されているかもしれない。
それは嫌だな。
データはそのまま登録してもらい、この日はもう少し店内を回ってから帰った。
まんまと店の術中にはまったと見えなくもないけれど、よく言えば背中を押してもらえた感じ。たぶん、買うことを決めたらこのお店を利用すると思う。店員さんの印象も良かったし。
予算はどうしようかな。
今月はコロナ禍で酒蔵巡りツアーが2件も中止になったし、来月も出来ないと聞いたばかり。
そのツアー参加に充てる費用を眼鏡経費に回せば、そこそこ良い品が買えるのではないかな?
ブルーライトカットは標準装備よね。
春あたりには改めて眼鏡デビューしちゃおうかな?似合うフレームと出逢えればよいけど。