アラフィフ婚のすゝめ

アラフィフ婚夫婦の日常つれづれ日記

新シリーズ開始? 闘病スタート!

いや、タイトルで煽ってるけど大したことないです。ただの子宮筋腫です。

約1年前に婦人科を受診した際にも最大で7㎝の筋腫があるとは言われていましたが、先月受診しましたら筋腫ちゃんったらすくすく育っていたみたいで、更に大きくなっていました。

「これはもう手術するしかないね」とドクターからも言われちゃいまして、県立病院への紹介状を書いていただきました。

 

月を重ねるごとに過多月経が酷くなる様子から、悪化しているであろうことは予測はしていた。

生理の時期は、特に2日目など1日に4回は着替えが必要になるくらい汚れてしまうし、市販の一番大きなサイズの生理用品は1時間で使い物にならなくなる。なにが一晩安心! だよ、まったく。

まぁ、そこは病気なのだから仕方のないことなのだけれど。

 

しかし、いよいよか。

私の母も筋腫が原因で子宮を全摘しているので、私も筋腫があると知った時から同じことになるかもしれない、とは思っていた。どうしても病歴というのは遺伝性が強い傾向にある。こればかりはどうしようもない。

 

で、本日県病に行ってきたわけです。

ドクター曰く、紹介状と共に送られていたデータからおそらく筋腫だけだとは思うけれど、念の為に子宮頸癌と子宮体癌の検査もする必要性があること、また、エコーでは子宮の正確な大きさまでは分からないのでMRIを撮る必要があることを教えられる。おやまぁ、思っていた以上に大ごとになってきたぞ。

 

本日は一先ず癌の検査の為に細胞を採取。次回は採血とMRIということに。

 

ちょっとショックだったのは、子宮が大きくなりすぎていて現状では開腹手術になるということ。出来るなら腹腔鏡手術の方が負担が少ないとのことで、ドクターとしてはそちらにしたいそうだ。私も激しく同意である。

 

ではどうするか?

ホルモン剤を使って仮の閉経状態にして、子宮のサイズダウンを図るとのこと。

 

このホルモン剤の服用は連続半年までという規制があるそうで、それまでにサイズダウンさせて腹腔鏡手術が出来るまでになることを今は祈るのみである。

100円で購入した桔梗。たくさんの蕾が日々咲いてくれて毎日が楽しい。




大病院だけあってかなりの待ち時間はあったけれど、診療代は思ったほど高くは無く安堵。…と、見せかけて、なんとホルモン剤が30日分で8000円超え! マジか!

「すみません、このお薬高いんですよ」と領収書を差し出しながら言う薬剤師さんに、「まぁ本当にお高い」と驚きの返答をしてしまったおばさんな私。

給料日前だけど、念の為にと切り詰めておいて良かった。

 

因みに私の子宮が現在どれくらい大きいかというと、お臍のすぐ下の位置まできているそうです。それは大きいね。妊婦と間違われるのも無理もないってもんですわ(実話)

 

いや、ただ太っただけじゃないからね!

 

で、実際どうなのよ

令和7年も6月に入りましたね。

私と虹夫さんが入籍したのが令和6年の7月下旬ですので、もうすぐ結婚から1年が経ちます。

その為か、最近「で、どうよ」と尋ねられることが多くなりました。

 

どうよ?

うーん、どうなのだろう。

 

同居を始めてすぐに感じたのが、他人と暮らすことがこんなにストレスのないものかというものだった。独り暮らしが長かったので、同じ空間に他人がいるなんて絶対に緊張したり息苦しさを感じると思ったいた。

それがどうでしょう。そんなに広い空間でもないのに、虹夫さんがすぐ近くにいることに特に違和感を持たなかった。

雨の翌朝に遭遇したかたつむり



意外と構ってちゃんなところのある虹夫さんだけれど、それが可愛い。

食卓の私の席からは、虹夫さんの向こうにテレビがある形になる。虹夫さんはテレビに背中を向けているので、私が気になるニュースなどに集中して見ていると、ヒョイと不思議そうに顔を傾けてテレビの画面を塞いでしまう。

虹夫さんにしてみれば「何みてるの?」なのだが、こちらにしてみれば「テレビだよ! ニュース見てんだよ!」である。

でも、ここで怒らない。虹夫さんが私の視線の先に割り込むのは、私がぼんやりしているように見えて心配してくれているからだ。だからこんな時は私も一緒に首を傾げて、にっこりしてあげる。すると虹夫さんは安心してくれる。

食事中に見ているニュースは基本的に19時のニュースだ。21時からの放送分でニュースは改めて見ればいい。

 

何かしてもらったら必ずお礼を言う。洗濯物を畳んでくれただけでも、洗い物をする際に給湯器のスイッチを入れてくれただけでも、「ありがとう」を忘れない。というか、そんな些細な優しさを見せてくれる虹夫さんには自然に感謝の気持ちが湧いてくる。

お互いに「あれやって」「それ取って」なんて言われても、嫌な顔しないで「あいよ」と快く応じる。だって、普段からお互いにしてもらってもいるし。

 

そう考えると、なんだかんだ言って結婚も悪いもんじゃないな、と思うし、結婚した相手が虹夫さんで本当に良かったと思える。

 

そういったことを「で、どうなの?」と尋ねてくる人に返すのだけど、皆さん感心したように「本当に相性が良かったんだね~」と口を揃える。皆さんが同じようにおっしゃるのだから、たぶんそうなのだろう。

まったくもってありがたいことですね。後押ししてくれた方々に感謝したい思いです。

 

ところで結婚記念日、まだ何も考えてないけど、どうしましょうね。

何か美味しいお酒でも飲みましょうか。

 

犬も食わぬほどに相容れぬ夫婦の実態

独身時代の私の住まいがいかに酷い汚部屋であったかは、これまでにこのブログでも度々語ってきた。

実は実家も汚部屋、というか汚屋敷である。主に母の空間であるが、それはもう魔窟とでも例えられるほどに凄まじい。足の踏み場もなければ身体の向きを変えることすら困難なのである。

これまでにも兄が少しずつ片付けてはいたけれど、すぐに元に戻されてしまうとのことで私にヘルプ要請がきた。

 

この汚屋敷との闘いはいずれまとめて書きたいと思うが、今はこの時に発掘されたレアアイテムについて書こうと思う。

 

なんと、姉が大学生だった頃に所有していたスーパーファミコンが出てきたのだ。少し離れたところからはケーブルも。まだ使えるのかは分からないけれど、虹夫さんは古のゲーマー。ファミコンもスーパーファミコンも、子供の頃からかなりやりこんでいると言っていた。

これは喜んでもらえるかもしれないと、姉の了承のもと持ち帰ることにした。

 

帰宅後、さっそくテレビに接続するものの、パワーボタンを入れても反応がない。残念、壊れているのかな。でも電源は入っている。もしかするとケーブルに問題があるのかもしれないとのことで、虹夫さんの実家に眠っていたケーブルを使ってみることに。

翌日、改めてケーブルを変えてのリトライ。なんと、見事にテレビには昭和から平成へと移り変わった頃を思い起こさせるドットの荒い、だが色彩鮮やかなオープニング画面が現れたのである。

因みにこの時のソフトは本体と一緒に偶然箱に入っていた『ぷよぷよ』であったが、そこから数日のうちに虹夫さんは実家から『ドラクエⅠ・Ⅱ』更に『Ⅲ』のソフトを持ち帰ってきた。

意外と状態が良い



我が家にスーファミがやって来て以来、夜も朝もゲームに夢中な虹夫さん。本当に楽しそうで、普段から私が大好きなミュージカル映画や漫画の話をしても「虚無」になっている時とは大違い。

お付き合いしていた頃から、虹夫さんがこんなにも何かに熱中している姿なんて見たことがない。

本当にゲームが好きなんだな。私にはその魅力がまったく分からないけれど、虹夫さんも私が好きなことの話をしていると「本当に楽しそうに話すね」と苦笑いして、「でもこめんね。全然その良さが分からない」と付け加えていた。

なるほど、ようやく分かりましたわ、あの時の虹夫さんの気持ちが。実際、虹夫さんが真顔でテレビ画面を凝視しながらコントローラーを操作している感情が私にはまったく伝わらない。

 

これまで私が読書やらブログに創作活動(大したことない)の為にパソコンのある寝室に引きこもっている間、虹夫さんはぼんやりテレビやスマホ動画を見ていた。なんとなくそれは味気なくて申し訳ない気持ちになることもあった。

でも、今は隣のリビングで童心に返ってゲームに夢中な虹夫さんがいる。

私はパソコンを叩きながら、大好きなミュージカルソングや洋楽をYouTubeで流して楽しんでいる。

 

お酒以外の趣味嗜好があまりに違いすぎて、理解し合えないことの方が多い夫婦だけれど、否定しない、押し付け合わない、邪魔をしない。そしてお互いの居心地の良い環境を尊重しあう。これが私たちの鉄則。

 

独り暮らしが長かった分、誰かと共同生活をするなんてストレスだと思っていたけれど、思いのほか今の私は自由である。

 

 

ガンマと血糖値

先月受けていた健康診断の結果が届きました。

血圧は正常値ではありましたが、腹囲があと僅かでも大きければメタボ認定されていた可能性が高い。ていうか、『肥満度1』とか判定出ましたわ。あかーん。

 

貧血はずっと処方されている鉄剤を服用しているから大丈夫かと思っていたら、意外にも赤血球数とヘモグロビンが基準値を下回っていました。掛かりつけのドクターに相談して、ちょっと強めのお薬にしてもらうとかした方が良いのかしら。うーむ、悩ましい。

 

問題は血糖値と肝機能と腎機能です。

虹夫さんは昨年の検査で高めの血糖値を叩きだして、掛かりつけのドクターからかなり強めにお叱りを受けたとのこと。以来、厳格に週2の休肝日を守って間食も控えて処方されたお薬をきちんと服用してきました。

その甲斐あってか、ピーク時よりも10㎏は減量した虹夫さん。う、羨ましい! 私もそのお薬欲しいから、いっそのこと高い血糖値出してお薬処方されないかしら、と言ったら虹夫さんから「そこまでの数値になったら駄目やけん!」と慌てて窘められました。

そんな私の数値結果は超余裕の基準値以下。良かったんだけど残念と言うか、いや、やはり良かったのよね。

 

そして酒飲みとしては大変気掛かりな肝機能と腎機能ですが、どちらもあっさり基準値以下。

γ‐GTPなど「99以下」の基準値に対して僅か「26」でした。

これだけ見たら健康体



虹夫さんからは「この結果はおかしい」と言われましたが、言いがかりです。

あなたの嫁は健康なデブです(自虐)

 

肥満対策が喫緊の課題ではありますが、さてどうすれば良いのか。必要なのは適度な運動だと分かってはいますが、本当に急激に太って以降まったく減量出来ていないので全身ぷよんぷよん。筋肉量を測ったらたぶん絶望的だと思います。

そんな状態から始める運動って、何がいいのでしょうね。縄跳び始めた途端に左膝を傷めた経験があるので、身体を動かすことにちょっと恐怖感があります。それに、ここまで太ってしまったら適正体重に戻すのにどれだけの労力と時間が必要になるか考えると途方に暮れてしまいます。

 

暖かくなってきたので昨年の春夏に着ていたスカートを出してみたら、ウエストがとんでもなく苦しくなっていました。マジであかん。

 

YouTubeなどで気軽に出来るストレッチなどから探してみようかと思います。ダイエットに成功したら、減量に成功した虹夫さんと一緒にもう一度ウェディングフォトだけでもリトライ出来たらいいな。

無謀かな?

 

感謝感激、青いバラ

最近月イチ更新になっている当ブログ。

季節の変わり目、木の芽時は気鬱時。結構派手に堕ちていました。虹夫さんにもかなり心配をかけてしまって申し訳ない毎日でした。ついつい八つ当たりして、そんな自分に嫌気がさして、でもそんな私をなんとか和ませて笑わせようとしてくれる虹夫さんに報いたくて、歯を食いしばるようにして踏ん張った日々。

ようやく最悪な時期を過ぎることが出来たのか、ここ数日は比較的気持ちが安定しているように感じています。

 

そんな年度末のある日、いつもお世話になっているお義母さんのお誕生日が近づいておりました。

昨年末の私の誕生日にはサプライズで寒い中プレゼントを届けてくれたお義母さん。今度は私がサプライズ返しをする番です。

 

虹夫さん情報だとお義母さんは甘いものがお好きなので、毎年ケーキなどを買って帰っていたそうです。しかし少し前に健康診断で引っ掛かってしまったそうで、現在甘いものは控えているとのこと。凄く華奢な方なのに、なんだか不思議。

 

そういう状況の方に甘いものは酷だよな、と考えに考え、シンプルにお花を贈ることにしました。早速ネットで幾つかのフラワーショップを検索。配送先の住所を入力して返ってきたメッセージは、「その地域では当サービスはご利用いただけません」との無慈悲なコメント。

マジか……。

 

なんとか当日に、しかもお義母さんが農作業の後のパートに出る前である午前中にお花を届けてもらえるお店はないものか。

大分駅周辺のお店を複数回ってみたものの、色よい返事をしてくれる店は無し。虹夫さんの実家が郊外であることも難点のひとつのようで、もう少し届け先に近い店を探してはどうかとまで言われてしまう。

 

うむ、ならばそういたそう。

自宅近くの駅まで戻り、そこから一番近い花屋を検索する。徒歩5分程度のところに1軒ヒット。早速ナビを参考にてくてく。着いたところは、八百屋さん?

どうやら生花と青果をかけたお店らしく、なかなか面白い。しかもお花を担当している娘さんなのかお嫁さんなのか? な女性が大変親切で細やかな対応。数分前にあちこちの豪華絢爛なフラワーショップから冷たい対応をされた側としてはもうそれだけで有難い。

結婚式の際に選んでいた留袖の印象から、お義母さんは紫や青系の色がお好きなようだと判断してそこも注文時にリクエストしました。

 

問題は、配達依頼の日が離任式などの日と近いために朝から仕入れに出ており、希望の時間帯に届けられる保証がないこと。お店側としては仕入れから戻り次第、すぐに取り掛かって届けるようにはしてくれるとまで言ってくれた。

もうこれは神に祈るしかない。

 

そして当日。仕事中にもそわそわとスマホが気になる私。もしパートに出る前に受け取ってもらえたなら、即行でご本人からLINEがくると踏んでいたから。ソワソワ……ドキドキ……。

 

ピコーン「ありがとうございました。嬉しかったです。感激しました」

そんなお義母さんからのコメントに私も感激! 一緒に添えられていた画像には、鮮やかな青いバラが三輪。それを取り巻くパステルカラーの紫やピンクの花々のアレンジが本当に素敵!

この青いバラ、1本500円するらしい



喜んでもらえたことが嬉しくて、素敵なアレンジメントをしてくれた上に無理して午前中に配送してくれたショップの方の心遣いにも感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

後日、義実家にお邪魔した際にはお義父さんからも「あんなバラがあるんやな! 凄いなぁ。もう画像取ってみんなに見せてたよ」と聞かされ、ちょっと恥ずかしくもなりました。でも、そんなに喜んでもらえたんだな。良かった。

次は母の日かな。今度は赤いカーネーションで艶やかな感じで、またあのお店にお願いしようかと考え中。その場合は早めに予約しておかねば。今度も配送にするか、でも日曜日なのだから直接手渡ししようかという点でもお悩み中。

 

元気出せよ

ちょっとこちらのブログ、放置気味になってましたね。少々精神的に不安定になっていて、虹夫さんからも日々心配されてました。

 

振り返りもかねて、最近のことを時系列で記していきましょう。

 

【3月3日】

虹夫さんの誕生日が近かったので、仕事帰りにプレゼントを買うためにアミュプラザに一旦車から降ろしてもらう。虹夫さんが他の用事を済ませている間に本を一冊と事前に要望を聞いていたボディバッグを急いで選んで購入。ギフトラッピングを見えないように大きめのエコバッグに入れて虹夫さんに合流。

後部座席にプレゼントを置いて助手席に乗り込むと、虹夫さんがニヤリとして「誕生日のやろ?」と。

それ、言いますか? そこ、聞きますか? え、何? お馬鹿さんなの?

ラッピング隠しに使われたエコバッグの存在意義よ……。

 

そこはさ、自分への誕生日プレゼントだなと気が付いたとしても黙ってなさいよ。静かに感謝しなさいよ。と、なんかムカついたので、無言で虹夫さんの左手を摘まむ。爪を立てるようにギューと抓って、むくれてやった。虹夫さん困惑。

「なに?」

「……怒っちょん」

「ごめんなさい」

「怒っちょん!」

「ごめんなさい! 余計なこと言ってごめんさない!」

というやりとりで、爪を立てるのはやめてあげました。

 

この日は雛祭りということで、お義母さんがちらし寿司を作ってくれているというので虹夫さんが取りに行き、私は先に帰宅。その間にプレゼントを押し入れに隠し、以前から応募していた文学賞の一次選考結果をメールで確認。なんの疑いようもなく落選しており、やっぱりな~と思うと同時になんか悔しくて残念。大賞を取りたいなんて欲は言わないけれど、せめて一次選考くらいはパスしたかったな、なんて夢を見ていたのです。

 

虹夫さんが持って帰ってくれたちらし寿司は、サーモンが好きだと言う私の為に、たっぷりサーモンがのった贅沢海鮮ちらし。タケノコも椎茸もいちから煮て作ってくれたと聞いて感動&感激。

更に私にだけ桜ゼリーのデザート付き。

こんなに良くしてもらって、本当に幸せなのですけど。こちらからも良き嫁でありたいとつくづく感じるのでありました。

 

サーモンの自己主張が激しい海鮮ちらしと茶碗蒸し



【3月某日】

深夜に目が覚める。お手洗いに行くついでに時間を確認すると、丁度日付が変わる頃。

虹夫さんのお誕生日である。

そっと足音を忍ばせて押し入れからプレゼントを取り出すと、寝室に戻る。虹夫さんの寝息を確認して、静かに枕元にプレゼントを置く。ゆ~っくりと手を放して身体を引く、と同時にぱたりと倒れるプレゼント。わーっ!

慌ててさっと立て直して、再び寝息を確認。良かった、寝ている。

寒いので、さっさとお布団に潜って再び就寝。

夜が明けて、真っ先に虹夫さんに「おはようございます。おめでとうございます」と声を掛けると、「おはようございます。ありがとうございます」と返ってきた。そして「いつの間に置いてたの?」と既にプレゼントに気が付いていた。

クリスマス形式のプレゼント渡し、満足していただけたかしら?

そして何よりも、プレゼントには納得していただけただろうか?

本当は「あ、これ虹夫さんに持ってほしいな」と思ったバッグは他にあったのだけど、予算に対して「0」が一つ多くて断念。他のもやはり桁が多く(頭に付いてる「1」が余計)、予算は越えつつも払えなくもないのがこれしかなかったのですよ。は~、不甲斐無いなぁ。

虹夫さんに以前から欲しがってたゲーム機をプレゼントしたい気持ちもあるんだけどな。文学賞が獲れたら間違いなく買えたのに。

 

そんな風にモヤモヤ考えていた夕方、駅ビルで可愛くて綺麗なケーキを買って帰宅。この日もお義母さんが夕食を作ってくれているというので虹夫さんが取りに帰ったのだけれど、なんとそこで義両親、我が子である虹夫さんがこの日誕生日であることを忘れていたことが発覚。

「子も孫も曾孫もおって、もういつが誰の誕生日か覚えきれん」とのこと。それは無理もない。

 

でもなんと言うか、いつも可愛がってもらっている私から見て、ちょっと不憫だったのは間違いないかな。実の親から誕生日忘れられてるって。あ、でも、もしも覚えていたらこの日のメニューはエビフライにカキフライどころじゃないご馳走を持ち帰りさせてもらえていたかもしれないな。それはそれでお腹はちきれちゃうから、これで良かった……ということにしようか、虹夫さん。

 

今月はお義母さんの誕生日もあるので、今度は私から何をプレゼントするか超悩み中。

念ずれば通ず 涓滴岩を穿つ

先日、バスツアーで八鹿酒造の極寒蔵開きへ行ってきました。毎年の楽しみですが、普段は虹夫さんの運転でしたので一緒に飲めるのはバスツアー様様です。

 

そのツアーのコースには日田市の高塚地蔵尊(通称高塚様)参拝も組まれていました。

高塚様には子供の頃に両親に連れて行ってもらった記憶があります。当時日田市に耳鼻科医の権威がいらして、私の右耳の難聴を診てもらっていたのです。

 

高塚様の本堂の柱や壁には、お願い事を紙いっぱいにぎっしり書いて貼りつける慣習があり、母も私の耳が聴こえるようにと小さな文字で紙にみっちり書き込んで貼りつけていました。

結局右耳は今も聴こえてはいませんが、神様でも仏様でも無い袖は振れないですよ。

 

そんな高塚様に、私は数年前にも思い付きで出掛けたことがあります。車を運転しないので、日田まで電車で出てバスで高塚様まで。土地勘のない者のお間抜けな遠回りをしたと今では思っていますが、長いバスの旅も楽しかったものです。

 

高塚様は文字通り「山の上」にあります。参拝路は長い長い階段を昇らねばなりません。子供の頃に参拝した時には雪がちらつく濡れた不安定な階段を懸命に昇りましたが、その頃には本堂近くまで車で乗り付けられる道が完成しており、お土産屋さんの裏に鬱蒼と茂っていた木々も無くなっていました。

 

車で本堂近くまでいけるということは、脚の悪い虹夫さんも楽に参拝できるな、なんて安易に考えていたのですが、ところがどっこい。本堂近くまでの車道は大型車通行不可なのだそうです。

そんなぁ~。

 

私は高塚様でどうしてもやりたいことがあって、それに虹夫さんにも付き合ってほしいと思っていました。本当に急勾配の古い階段なので、虹夫さん「バスで待ってる」なんて言わないかな、と心配になりました。

でも、どういう訳か駐車場まで着いたらすんなり一緒にバスを降りて、目の前の参拝路にうんざりとでも言わんばかりの呻き声をあげつつも階段を昇り始めてくれたのです。

絶望的な参拝路の階段



階段には手摺りがあるので添乗員さんから軍手をもらい、更に自由に使える竹の杖の貸し出しも利用して私たちは階段を昇りました。子供の頃よりお土産屋さんはだいぶ減っていましたが、途中の鳥居を越えると一気に賑わいが出来ていました。

 

※地蔵尊ですからお寺と思われがちですが、高塚様は神仏習合ですので鳥居もあります。

 

本堂近くまで昇ったところでお土産屋さんでお線香と蝋燭を購入。信仰心は基本的に無い虹夫さんの分も購入しようとしたところ、虹夫さん本人が「あ、俺も」と言ってきました。

私がお寺でお参りする時にはお線香と蝋燭を購入するようになったのは、数年前に参拝に来た時にそのお土産屋さんで「おうちのお仏壇にもお参りする時には蝋燭と線香を灯すでしょう?」と言われたことがあるから。なんという無知かと自分を恥じたのでありました。

 

こうしてふたりで他の蝋燭から火を分けてもらった蝋燭を立て、線香も立ててお参り。

御神籤は前述のお願い事を書く専用の紙がセットになったものを引きました。内容は小吉。願いごとは支えを受ければ叶うとありました。

セットの願い紙は今ではぎっしり書くものではなく、絵馬のように簡潔に書くようです。私はそこにそれこそ簡潔に願いを記入し、既に願い紙が所狭しと貼りつくされた壁の隙間を縫うように貼りつけました。

 

虹夫さんの願いごとは何かな? なんて気にはなりましたが、そこには触れずに次は本堂の裏へと向かいます。そこには小さな可愛らしいお地蔵様が置かれています。おかかえ地蔵と呼ばれていて、願をかけて持ち上げた時に軽く感じれば願いは叶い、重たければ願いは叶い難いというのです。

子供の頃は当然耳が治りますようにと願って物凄く重たかったです。数年前に来た時も凄く重たくてへこみました。

 

そして今回、実は数年前と同じ願をかけてお地蔵様を抱え上げました。スッと私の目の高さまで持ち上がりました。あまりにも意外な出来事に息を飲んでしまいました。

お地蔵さまは石で出来ているので、当然すぐにズシリと重くなって慌てて抱きとめると、ゆっくりと元の位置にお戻ししました。

 

以前と同じ願いごとだったのに、どうして今回は軽々と持ち上がったのか。それには自分なりの理屈がありました。

当時は願うばかりで何も行動を起こさず、ただただ夢を見ていただけでした。今は違います。少しでも夢を現実に出来るならと行動を起こすようにしています。

今の私なら、もしかしたら夢を実現できるかもしれない。このまま、いやもっと頑張れば、本当に叶うかもしれない。

 

気持ちが高揚してきます。虹夫さんに振り返ります。丁度お地蔵様に手を添えたところでした。そして腕に力を入れます。お地蔵さまはビクともしませんでした。

 

……虹夫さん、何をお願いしたの?

 

「金が欲しい」

 

まんま邪念やないかーっい!

 

思わず大笑いしてしまいました。

 

この後は来た道を下り、九重町の八鹿酒造へ。つい先日就任した新社長には結婚式の時の樽酒や桝で大変お世話になっています。やんちゃで破天荒なイメージの方でしたが、さすがにちょっとおとなしく控えめな印象になっていました。

そこでは新作のお酒を低料金で試飲出来たので飲みすぎてしまい、ツアー解散後に駅前のビールのイベントでも飲んで、帰りの電車の席に座れたところから記憶がありません。

 

私どうやって家に帰ってきたのー?

虹夫さん曰く、普通に歩いてたよ、と。マジか。

正直自分にドン引きしつつ、しっかり大河ドラマの前に起こしてくれた虹夫さんに感謝です。